
今日は生前整理のご依頼で、ご高齢のおじいさま・おばあさまのお宅を訪問したときのブログです。
三ヶ月の家まるごとスッキリコース、その第3回目としておばあさまの居室を中心に6時間の整理収納サポートを行いました。
このお部屋は、いわば“核”。
ここが整うことで、ご本人の安心感はもちろん、ご家族全体の暮らしやすさにも大きく影響します。

一緒に作業してくださったのは、おばあさまのお嫁さま。
理想は、ゆったりと休める片付けやすく、上質な居室。
物が多く、雑然としていたお部屋でしたが、共通のゴールを思い浮かべながら作業を進めました。

彼女の工夫で冷蔵庫にはお婆さんからの買い物リクエストが書けるマグネットメモ。
大事な用件は張り紙を冷蔵庫に貼ってアナウンスする仕組みに変えたらおばあさんから何度も尋ねられることも減ってお互いの関係も良くなったと言う話もすごく勉強になりました。

こちらもお嫁さんがおじいちゃんおばあちゃんのために貼ってあげた照明シール。どれがどこのスイッチか分かりやすくなりました。





After
ビフォーアフターをご覧いただけると一目瞭然ですが、空間は見違えるほどスッキリ。
家具のレイアウトを大きく見直し、使われていなかったタンスなど4点以上を処分。
実際に着ていらっしゃるお洋服は全体の約1割ほどだったため、思い切って9割をダウンサイジングしました。



持ち運びも楽で開け閉めも軽いプラスチックの衣装ケース。ご両親が着ているお洋服はこれだけで十分でした。(さらに空きもあり)

手持ちのスチールラックを活用して、ポットやゴミ箱を置けるラックを作成。

小さなワゴンを追加し、テーブルの上にリモコン・マグカップ・お薬などが散らからない仕組みづくりも。
日々の暮らしを想像しながら、片付く状態が続く工夫を大切にしました。


テレビ台の引き出しは下着や薬など。

空いている場所もありますが無理して入れない。これがコツです

おばあさまのお気に入りのパジャマもサッと起きやすいところにスタンバイ。

一時掛けの服をクローゼットの手すりにかけていたので、奥様が早速D I Y!
フックが大きいのでかけやすそう、そういったところもシニアの片付けで大切なポイントです

空いたスペースを活かし、押し入れの一角は急遽「思い出コーナー」に。
おばあさまが大好きだった海外旅行の写真を飾れるスペースをつくることにしました。

たくさんのガイドブックと写真が2階の物入れから出てきました。埃をかぶっていて勿体無い!
本は処分しますが、厳選した思い出たちは1階の押し入れスペースに飾ることに。お嫁さんからのアイデアのおかげです^^

バリアフリーで使いやすい廊下です。足元には何も置かないようにされてて素晴らしい

廊下にあったスチールラックを居室で活かすことができました。まさかここにあった道具がミニキッチンに使えるなんて。
それも廊下の品を思い切って断捨離することができたからです。眠っていたラックに第二の人生が与えられました。

改めて玄関と廊下きれいになったなー

2階の部屋にありましたがとても大きいしパネルもガラスじゃないから階段に飾るのははどう?とアドバイス。
「ホテルみたいで素敵!」とお褒めのお言葉いただきました。玄関開けた時も見えて素敵です。

こちらも1階に飾ってあったのですが、他の掲示物と一緒にホコリでくすんでしまってかわいそうだったため、お手入れして玄関に移動したところ、ものすごくいい!物の選び方やセンスがとてもいいので手持ちのものをさらに美しく見える空間に変えていきました。

奥様がこれまたD I Y。使いやすい位置に掃除道具と傘があってすごく好きです。傘立ても断捨離しました
今回とても印象的だったのは、おばあさまのお部屋を整理する中で、
お嫁さまが気づかれたことをリストにして共有してくださったこと。
リストに追記事項として、本人の気持ちも尊重しながら進めていくことも大事だとおっしゃっていました。

義両親が生き生き過ごしてもらえるよう、一生懸命いろんなことを考えトライ&エラーで奮闘する奥様。
一人でやってたら身がもたないので、依頼できるサービスや業者も探しているんですという考え方も好きです。
こんなにやってくれる嫁はなかなかおりませんね。素晴らしい。。。(スズキの文字もありがとう!)
6時間、みんなで一生懸命取り組み、
デイケアから戻られたおばあさまは「すごいね、頑張ったね」ととても喜んでくださいました。
数日間は配置が変わって少し戸惑うこともあるかと思いますが、
その点はフォローアップをお願いし、お部屋を後にしました。
今回はたくさんのお写真や旅の思い出が出てきて、
私自身も、おばあさまの人生を一緒に振り返るような、温かな時間を過ごさせていただきました。
「やりたいことは、やりたいときに。行きたい場所へ行く人生。」
そんな生き方を、私自身も大切にしていきたいと改めて感じました。
ありがとうございました。
Today, I supported an end-of-life organizing project, focusing on the grandmother’s room.
Our goal was to create a space like a hotel —
elegant, calm, and comfortable, where a senior can truly relax.
We reviewed the furniture layout, let go of items no longer in use,
and downsized the wardrobe to about 10% of what was originally there —
keeping only what is truly worn and loved.
With the newly opened space, we created a memory corner,
displaying photos from her cherished overseas travels.
Small changes made a big difference:
a cart to keep daily essentials organized,
a chair placed for comfortable TV viewing,
and a room designed to support ease and dignity in everyday life.
After six hours of teamwork,
the grandmother returned from day care smiling and said,
“You worked so hard.”
I was reminded once again:
the things we keep quietly tell the story of a life well lived.
Organizing is not just about tidying —
it is about honoring one’s life and memories.


